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トウゴマ、ヒマ

Ricinus communis LINN.

種子は脂肪油を多く含んでいて、搾って精製したのがヒマシ油(Castor oil)です。下剤としても有名ですね。そして、その搾りカスからは「世界五大猛毒」とされるリシンが抽出されます。容易に、そして多量に入手できるが故にテロリスト等の化学兵器としての使用が危惧されています。。


毒草名  トウゴマ(唐胡麻)、ヒマ(蓖麻)、Castor bean
学 名  Ricinus communis LINN.
特 性  トウダイグサ科 トウゴマ属、一属一種の多年草
花 期  7〜9月
毒部位  全草、葉、種子、茎
成 分  リシニン(Ricinine)、リシン(Ricin)、ヘムアグルチニン(Hemagglutinin)
症 状  嘔吐、下痢、神経障害


  

とても個性的な花姿です。上に付くのが雌花で下が雄花。

2004/09 

繁殖力大旺盛な植物で、大きくなります。


  2005/11

茎や実が赤くなるのを「アカヒマ」と呼び、生け花の材料にも使われています。


2004/09 

この種が曲者です。間違っても口に入れないよう注意しましょう。

 



2003/06




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世界五大猛毒
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 ●ボツリヌストキシン(食中毒の原因になるボツリヌス菌毒素)
 ●テタヌストキシン(破傷風菌の毒素)
 ●ジフテリアトキシン(ジフテリア伝染病の細菌)
 ●グラミシジン(ペプチド系抗生物質、細胞膜障害剤)
 ●リシン






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生物兵器としてのリシン毒素の症状
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 ●4〜8時間経過 発熱、咳、吐き気、関節痛などが急に発症。
 ●18〜24時間経過 気道壊死、肺浮腫などを発症。
 ●36〜72時間経過 呼吸困難から低酸素血症となり死に至る。


不条理なテロや戦争によってこのような悲惨な生物兵器が決して使用されることのないよう願うばかりです。






≪MEMO≫
・ひまし油はそのヒーリングパワーから「キリストの御手(Palma Christi)」と呼ばれている。
解毒剤はない。
・大気1立方メートル中に30mgのリシンがあれば1分間でほぼ半数の人間が死亡する。
・蛋白質のリシンは加熱すると無毒化する。
・神は、ヨナを暑さの苦痛から救うために、トウゴマを備えて、それを育て、ヨナの頭の上に日陰を設けた。 (ヨナ書4-6)
・LD50:0.03mg/kg


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